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読書の秋におすすめの本。食欲の秋、芸術の秋、スポーツの秋をテーマに12選+1

テーマ1:食欲の秋

秋は食べ物が美味しい季節ですね。それは寒くなるにつれカロリー消費が多くなるからだそうです。若い頃は、1人で飯屋に入るのが恥ずかしく、いつも喫茶店など1人でいても平気なところばかり行っていたなぁ。まずは、そんな時の読書にピッタリな食にまつわる4冊。

1. あさめし・ひるめし・ばんめし

あさめし・ひるめし・ばんめし: アンチ・グルメ読本 (ちくま文庫)

あさめし・ひるめし・ばんめし: アンチ・グルメ読本 (ちくま文庫)

 

ビジュアルではなく、文章だけでどこまで美味しく感じさせられるのでしょうか。

昭和の文豪32名の食に関する文章を集めたエッセイ集です。なぜ彼らの書く文章はこんなにも食欲を誘うのでしょうか?鰯や梅干し、冷や飯など、極普通の食べ物が美味しく感じ、匂いまで伝わってきます。秋の夜長に読むと、お腹が空いてくる1冊です。

2. それからはスープのことばかり考えて暮らした

それからはスープのことばかり考えて暮らした (中公文庫)

それからはスープのことばかり考えて暮らした (中公文庫)

 

段々と寒くなる、寂しくなる秋だから、ほっこりと温かくなれる1冊。

路面電車の走るちょっとノスタルジックな街並みと登場人物。大きなことは起こらず、淡々と物語は進みます。登場人物はそれぞれ事情や抱えているものがあるのですが、適当な距離感を取りつつも、無関心ではない程よい付き合い方。そして、一緒に食べる楽しさ。自分も美味しいサンドイッチとスープが食べたくなります。

3. 和菓子のアン 

和菓子のアン (光文社文庫)

和菓子のアン (光文社文庫)

 

和菓子が食べたくなる、ミステリー!?

舞台はデパ地下の和菓子屋さん。主人公はそこでアルバイトをしている、高校を卒業したばかりの梅本杏子。個性豊かな従業員と、和菓子の奥深さ、そしてほのぼのミステリー。思わず笑ってしまうシーンや、ホロリときてしまうシーンなど、幸せな気持ちになれる1冊です。そして、和菓子が食べたくなる!

4. バージンパンケーキ国分寺

バージンパンケーキ国分寺

バージンパンケーキ国分寺

 

フワっとした物語と、フワフワなパンケーキを召し上がれ。

女子高生のみほは、おさななじみの男の子が親友と付き合い始めたことに悩み中。そんな時に出合ったのが、曇った日にだけ開店する「バージンパンケーキ国分寺」。店主のまぶさんががその日の気分で焼くパンケーキは、とても美味しそうです。
 

テーマ2:芸術の秋

最近は、美術館に行く気力がなかなか出なかったり、気がつけばクラシック音楽は全く聞いていない。映画館に行かなければ、ビデオすら借りに行かなくなって、どのくらいになるのだろうか。そんな私でも、芸術鑑賞に行きたくなる4冊をピックアップ。

5. 月と六ペンス

月と六ペンス (新潮文庫)

月と六ペンス (新潮文庫)

 

あなたは、ゴーギャンの人生を肯定できますか?

画家のポール・ゴーギャンをモデルに、その生涯を、1人の友人という視点で書かれた小説。絵を描くために安定した生活を捨て、死後に名声を得た、1人の芸術家の壮絶な人生を描いています。

6. シューマンの指

シューマンの指 (講談社文庫)

シューマンの指 (講談社文庫)

 

クラシック好きに贈る、ミステリー小説。

作者のシューマンに対する知識の深さ「シューマン論」が面白い。シューマンの曲を聞きながら、秋の夜長にじっくりと読みたい1冊。

7. 自分の中に毒を持て

自分の中に毒を持て―あなたは“常識人間

自分の中に毒を持て―あなたは“常識人間"を捨てられるか (青春文庫)

 

 熱く厳しいメッセージが、我々を勇気づけてくれます。

とにかくパワーをくれる1冊です。岡本太郎の常識にとらわれない、精神の自由による人生論。真剣に生きることの素晴らしさ、いのちの大切さ、個性を大事にすることの重要さについての考えと、人間に対する愛情が伝わってきます。

 8. 美学への招待

美学への招待 (中公新書)

美学への招待 (中公新書)

 

意味不明な現代アート作品が、なぜ作品なのか?

身近な問題から話されていてわかりやすく、近現代の美学の課題について丁寧に論じられています。商品化されたコピーがオリジナル以上の影響力を持つ現代の芸術において、芸術とは何かという難しい問いに著者は真正面から答えています。

テーマ3:スポーツの秋

だんだんと涼しくなり、運動を始めるにもってこいの環境です。スポーツと言ってしまうと始めるのは面倒でなかなか行動に移せませんが、 スポーツもいいな、チームっていいなと思えるものを選んでみました。

9. サクリファイス

サクリファイス (新潮文庫)

サクリファイス (新潮文庫)

 

勝利のため、チームのため、ペダルをこぎ続ける アシストのプライド。

ロードレースはエースを勝たせるために、アシストという名の犠牲(サクリファイス)が必要です。選手同士の信頼関係やライバル関係などミステリ、サスペンス要素以外にも心を引き込まれます。青春小説とサスペンスが奇跡的な融合を遂げた、大藪春彦賞受賞作です。

10. 空手道ビジネスマンクラス練馬支部 

空手道ビジネスマンクラス練馬支部 (文春文庫)

空手道ビジネスマンクラス練馬支部 (文春文庫)

 

 読めば身体を動かさずにはいられません。

新宿で飲んだ帰りにヤクザにからまれて土下座させられたサラリーマンが一念発起して練馬の空手道場に通い始めた。臆病で運動不足なサラリーマンであった主人公が身体が変わるほど、空手に打ち込み心身ともに強くなる姿は痛快です。

 11. マネー・ボール

マネー・ボール〔完全版〕 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)

マネー・ボール〔完全版〕 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)

 

 ブラッド・ピット主演で映画化された傑作ノンフィクション。

新任ゼネラルマネジャーのビリー・ビーンは、サイバーメトリクスという統計学を用いて選手たちを導き奮闘する。野球ファンはもちろんだが、野球を知らない人にとっても必読の“ビジネス本"と言えるでしょう。

 12. シメオネ超効果 リーダーの言葉で今あるチームは強くなる

シメオネ超効果 リーダーの言葉で今あるチームは強くなる

シメオネ超効果 リーダーの言葉で今あるチームは強くなる

 

 欧州サッカー界で最も注目される名将のリーダー論。

シメオネはなぜ、1/4の資金力でレアル・マドリーとバルセロナを倒し、スペイン王者になれたのか?欧州サッカー界で今最も注目される名将が、自らアトレティコ躍進の秘密を語る! そこには限られた人材や予算でチームを強くする独自のリーダー論にあった。

番外編

 13. やってはいけない筋トレ

やってはいけない筋トレ (青春新書インテリジェンス)

やってはいけない筋トレ (青春新書インテリジェンス)

 

スポーツではないのですが、最近筋トレしています。もともとBMIが22ぐらいなので、体重はあまり変わりませんが、2ヶ月続いた今、身体が締まってきました。体脂肪が、5%は下がり現在18%。

筋肉がどうつくのか、タンパク質がどう変化していくのかわかれば、ダイエットは簡単そうです。この「やってはいけない筋トレ」、超オススメ。

 

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