カヌレを作ってみた。
カヌレが無性に作りたくなったのが、昨年の秋から冬だったかな。
深夜アニメ見ている時のCMかなにかで、やたらとカヌレをすり込まれたような気がしています。
今、調べると「CHiCO with HoneyWorks 『カヌレ』」というものの関連だったようだ。
洋菓子「カヌレ」との出会い
カヌレは、1995年頃に日本ではブームになったフランス菓子ですが、私はそんなブームは知らない。パンナコッタ(1994)とベルギーワッフル(1997)の間にブームになっていたようです。
そんな私がカヌレに出会ったのは、ブームから約10年たった2005年頃。新宿の新南口と高島屋を結ぶ通路にあった小さなテナントの洋菓子店。洋菓子店だったかパン屋だったか定かではないのですが、店頭にカヌレの大きなポスターを貼っていて、通るたびにだんだんと興味が増し、買ってみたらそこそこハマったという感じだ。
特に調べもせず、私の認識は、中にカスタードを入れ焼いた焼き菓子というものだった。
2017年夏、カヌレ型を購入
カヌレが作りたかったが、冬に調べたら高額なカヌレ型しかない印象で買わずにいたのをふと思い出した。暑い夏に。
で、こちらをポチッと。¥3,151でした。(10月1日現在、¥2,972)
本物志向の人は、銅の型を使うようですが、素人はテフロンがよいですね。
銅なんて緑青でるし、手入れ大変だし、素人が使うもんじゃないよね。
210度で1時間の焼成
というか、素人がカヌレに手を出して良いのか?
オーブンでの焼き時間は、なんと1時間。
しかも、210度という高温をキープ。
使っているオーブンの能力、癖を把握していないと、炭か生焼けだ。
絶対的にこういったものが必要でしょう。(¥864で購入)
飛び出す生地
焼成開始10分で、既にこんなに。
生地は、8分目までしか入れてないですけどね。
一晩から一日ぐらい、生地を寝かせないと飛び出やすいことは知っていましたが、銅型ではなくテフロン型なら上手くいくような記事も見たこともあって、4時間程度で焼き始めてしまったのが、最大の原因ではないでしょうか。
何度か、オーブンから出してトントンと叩いて見たものの、すぐに飛び出てしまうので上から天板で押さえつけて焼いてしまいました。w
(そのせいで、水分が抜けにくくなってしまったようですが。)
そのまま45分焼き、はみ出た部分が焦げだして、焦げ臭が広がってしまったため、オーブンを180度に落としさらに20分。
型から出して、色むらなく仕上げるためにさらに10分焼きました。
品評というかまとめ
はみ出て部分は、炭の味。苦い。
焼きたては外はカリカリ中はしっとりで、これはこれで素人が初めて作ったものということならOKなのでは。
ただ、コーンスターチはいらなかったかな。
小麦粉:コーンスターチ=8:2で作りましたが、私はそもそも、コーンスターチで作ったカスタードが好きではなかった。
火を入れれば硬くなる小麦粉で作るカスタードと違って、いつまでもしっとりでトロトロのコーンスターチのカスタードは好きではないのだ。
次回は、アルミホイル作った焦げ防止フタを用意してから焼こうと思います。中央に1cmぐらいの空気穴を開けたものが良いのではないでしょうか。
あと、しっかり寝かしてから焼くということですね。
それと、卵は卵黄だけにしようと思う。このお菓子は、ワインの澱を取るために使う卵白の残りものの副産物なので、卵黄だけが良いかな。というか、卵白が入ると伸びやすいから卵黄だけでずっしりと仕上げたいなかな。