【自作PCのエアフロー:その1】ケースファンを選ぶ方法。
ケースファン無しでの温度変化
15年以上前のPCケースに、最新のパーツを取り入れた自作パソコンのため、うるさいケースファンは全て取り外して動作チェック。
後日ケースファンを購入するにあたって、どのレベルのものが必要かを検証する目的で温度変化を測定しました。
アイドル状態:室温20.6℃
温度 | CPU | GPU |
起動直後 | 24 | 23 |
30分後 | 30 | 32 |
60分後 | 31 | 37 |
90分後 | 31 | 38 |
120分後 | 32 | 39 |
150分後 | 32 | 39 |
GPUは60℃にならないとファンが回らない仕様のため、CPUクーラーだけがケース内の空気を撹拌している状態。
最初の30分間で一気に温度が上昇。ケースファンによる排気がないため、ケース内部にどんどん熱が溜まる。
ケース内外の温度差がある程度大きくなると、空気の入れ換えが起こり2時間後からは安定した。
ケースファンの選定
ケースファンは、基本的に後ろに60mmが2台設置できる構造。
そして、今回は山洋電気のファンを購入すると決めていたので、山洋電気のサイトにある「ファン選定ツール」を使ってみた。
ケースの大きさや、発熱量などを入力しすると、必要なファンの能力を算出してくれます。
発熱量はワットチェッカーで、高負荷ベンチマーク時の消費電力を入力。
ワットチェッカーがなければ、CPUのTDP1.5倍(65Wだったら98W)とグラボの最大消費電力(私のは120W)の2つを足しておけば、大体正解の値。他に色々付けているともう少し増えるでしょうけど。
私の場合は、周辺温度+15度以内(夏場想定)の結果。
60mmのファン1台あたり、0.58〜0.83の風量が必要のようだ。
静音ファンなら下記のが風量0.58 m3/min である。
オウルテック 安心の2年間交換保証 PCケース用山洋電気製静音ファン 6cm 25mm厚 3900rpm SF6-S5
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ちなみに、「ファン選定ツール」では、静音タイプは出てこないようなので、結果の数値を参考に探したほうが良いかも。
許容温度を+20度までに設定したものが下の表。
風量0.39〜0.56へと減ります。
これなら、0.4の静音タイプがいける!
オウルテック 安心の2年間交換保証 PCケース用山洋電気製静音ファン 6cm 25mm厚 2700rpm SF6-S4
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初めて、高価なファンを買いました。
25mm厚は、結構大きい。CPUクーラーの向きを変えない厳しいかな。
ケースファン付けての温度変化
温度 | CPU | GPU |
起動直後 | 23 | 22 |
30分後 | 32 | 30 |
60分後 | 31 | 30 |
90分後 | 32 | 31 |
ケースファンは、マザーボードでコントロールされるので回転数2700rpmの65%ぐらいで回転。
音も静かでかなり良いが、もう少しどうにかできそうな気がする。
何故なら、電源ユニットスペースが開いているから。
ケースファンの近くにこんな大穴が開いていると、ここから外気を取り込んで、そのまま外に出すという、無駄が発生してしまうから。
次回は、ここをどうにかする。
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