【自作PCのエアフロー:その3】無いパーツは自作する。ダクト編
自作パソコン内で、プラモデル。
ケースファンを付けたが、CPUを冷やすことなく、外に排出する無駄な流れを失くすためにエアダクトを作成してみたいと思います。
ケースの外側と内部を、三脚で固定したカメラで撮影。画像合成で上蓋を透かしてみた。
CPUクーラーの12cmファンをそのまま上に延長していくと、ダクトの穴と若干ずれが生じるので、ダクトはちょっと傾斜を付けての設計に。
ケースを買った当初は、ダクトがあった。が、リテールのクーラーでさえぶつかるとか? かな、外してしまいそのまま行方不明に・・・。
CPUクーラーのファンが、12cmファンなので、12cmファンフィルターにダクトを乗せる感じの設計にしたいと思います。
(まあ無難なダクトは、ケース側に貼り付けるような作りだとは思いますが。)
タミヤのコの字型棒を12cmファンフィルターに貼り付けます。
適当に切った、0.4mm透明プラバンをコの字の溝にいれ、L字型棒で補強。
全て、両面テープで簡単に仕上げます。
ケースの蓋との距離は、2mm以内という感じに仕上がりました。
まあ実際は、紙による試作を数回もやっているのですが。
CPUクーラーが微妙に水平じゃないし、ケースのダクト穴もCPUに対してセンターになってないし、かなり面倒だったが、コの字型棒のお陰で意外に楽にできました。
エアフローの効果を計測
前回の記事では、室温20度に対して、アイドル時+10度という感じではあった。
室温20.4度
温度 | CPU | GPU |
起動直後 | 24 | 25 |
30分後 | 25 | 30 |
60分後 | 25 | 31 |
90分後 | 26 | 32 |
CPUの温度がマイナス5度下がった結果となります。ダクト効いてますね。
前回の単純にケースファンを付けたもの(CPU_b、GPU_b)と比べると、今回のエアダクト導入で、CPUがGPUにつられて温度上昇することは無くなった。
(グラボのファンが低温で無回転という仕様でなければもう少し下がるかも。)
この後に、3DMarkのTime Spyを30分間行い、その後の温度変化を計測したグラフがこちら。(格好良く英語で書いてみたけどこの単語で正解かわからない!!)
PCの前面に設置した温度計と、後方ケースファン付近の温度を追加しています。
30分間に、3DMarkを4回行い、それぞれのスコアは、4167、4155、4175、4164となりました。
それぞれCPUテスト時にCPUの温度が上がっているので、山が4つある。その時GPU温度は若干下がり谷になっています。
これから、ますます寒くなる時期なので、今のところは良いのですが、グラボのこの仕様は夏場大丈夫なのか?かなりの静音PCになっているので、多少ファンを回してくれたほうが安心はするのですが・・・。