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源泉徴収票から手取り額を知るには?

訳あって、1年間の所得額と支出額、それと源泉徴収票を提出することがあったりします。

源泉徴収票とセットで「所得」といわれると、本来は下記の計算になる。

収入金額(源泉徴収される前の金額) - 給与所得控除額 = 給与所得の金額

上記は、国税庁のホームページにあるものです。

源泉徴収票にある「給与所得控除後の金額」が「給与所得」というわけです。

 

この「給与所得」というのは、税金を計算するときに使われる金額で、実際の「手取り額」より少ない金額となっています。(少ないので税金も少なくなります。これは、サラリーマンは計上することの出来ない「経費」の代わりに設定されている金額みたいなものです。)

 

しかし、1年間の支出額とセットの「所得額」ということであれば、これは「手取り額」ということになります。

「手取り額」を求めるには、毎月の明細があればいいのですが、ちゃんと保管していない・・・。

 

源泉徴収票から手取り額を知るには?

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拝借した誰かの源泉徴収票で説明します。(このくらい私も欲しい!)

 

まず、①は年収です。ちなみに、ここには毎月支給されている交通費は入っていません。

そして②が、年金や健康保険等です。1年間に天引きされた合計額です。ちなみに、これと同額を会社も払ってくれています。

そして③が、確定した源泉徴収税額で、毎月の給料明細の所得税の部分。毎月の所得税は少し多めに徴収しているので、源泉徴収税額が確定した後、年末調整としてかえってくるのです。

 

以上から、1年間の手取り額は以下のようになります。

①支払金額 - ②社会保険料等 - ③源泉徴収税額 + 支給交通費 - 住民税 = 手取り額

手取り額に交通費を入れるかどうかは、1年間の支出額に定期代が含まれているかで判断が別れる部分ですが。

 

で、住民税は、源泉徴収徴収票には載っていません。そもそも住民税は前年の収入から算出して給料から天引きされます。なので、基本的には前年の年収がわからないといけません。

まあ、あまり給料が変わっていないのなら、ざっくりとは計算出来ます。

(ざっくりですよ!!)

住民税 ≒ 課税所得(給与所得控除後の金額 - 所得控除の額の合計)×10%

本来は、今回の源泉徴収票ではなく、1年前の源泉徴収票ですよ。

 

で、誰かさんは手取り額は以下の通り。
4,800,000 - 673,494 - 129,700 - (3,300,000-1,053,494) × 0.10 = 3,772,156

給料、ボーナスなどが変わっていない前提で、手取りは377万円とわかります。
年収の78%ぐらいですね。(交通費は入っていません。)

 

こんな感じで、正確では無いですが、手取り額はわかります。

まあ、通帳を記帳して12ヶ月分の給料とボーナスと年末調整を合計すれば、正確な手取り額がでますけどね。